海外版と日本版ではどうして表現や内容が違うのか。今,あえてCEROに聞く「レーティング制度」の現状について 編集部:MU 海外のコンシューマ向けタイトルが日本国内でも販売され,あたりまえに遊べるようになって久しい。その理由としては,プレイヤーの“洋ゲー”に対する抵抗感が小さくなったことや,オンライン配信サービスの普及などが挙げられるのだが,同時に海外版との「表現や内容の違い」が注目される機会も増えてきた。オリジナル(海外版)と同じ表現や内容でゲームを遊びたいプレイヤーにとって,これは気になるポイントだろう。 なぜ,このような違いが生じるのか。 多くの読者が,CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)によるレーティング制度が要因の一つであることをご存じかもしれない。しかし,同制度がどのように運用されているのか,またゲーム業界にどう影響しているのかといった実態については,あま