こんばんは編集委員の早川です。最相葉月さんの『絶対音感』(新潮文庫)なんて本がベストセラーになったことがありました。絶対音感といえば、どこか天才音楽家だけの特別な能力、みたいなイメージで持ち上げられることもよくあります。しかし、ピアノ早期教育が盛んな日本ではそれほど珍しい能力ではなくて、かなり多くの人が持っているようです。さらに、実は持っていることに気がつかないまま過ごしている人も多いのです。 かくいう筆者も絶対音感を持っていますが、大学時代に始めてそのことに気づき、驚いたことがあります。なにせ筆者の頭の中では「ド」は「ド」として言語のように聞こえていてそれが当然だと思っていたので、そうでない人がいるというのはすごく不思議なことだったのです。■ 絶対音感にはどんなものがあるの? a)特定の楽器だけわかる b)楽器音ならわかるパターン c)どんな音でも音程に聞こえてしまう d)キロヘルツ単位