シドニー(Sydney)のオーストラリア博物館(Australian Museum)で展示されるディプロトドンの復元模型(2012年6月21日撮影)。(c)AFP/Greg WOOD 【6月22日 AFP】オーストラリアの研究チームが21日、太古に生息していた史上最大の有袋類「ディプロトドン(Diprotodon)」の群生化石を発見したと発表した。群生化石としては、これまでで最大という。ディプロトドンはおよそ200万年~5万年前にかけてオーストラリアに生息していた、現代のウォンバットの仲間。 クイーンズランド(Queensland)州の発掘現場には、ディプロトドンの骨格化石がおよそ50体埋まっていると考えられている。顎の骨だけで長さ70センチにも及ぶ大きな個体も見つかっており、この化石標本は「ケニー(Kenny)」と命名された。 発掘チームのリーダーは、ケニーはこれまで見たディプロトドンの