認知症の患者を介護している人の年齢は、30年前に比べて70歳以上の人の割合が3倍以上に増えて37%に上り、老老介護が進んでいることが患者を介護している家族の会の調査で分かりました。 「認知症の人と家族の会東京都支部」は、介護している人を対象に電話相談を行っていて、昨年度とその30年前について相談内容などの変化などを比較しました。 その結果、介護している人の年齢は、30年前は70歳以上の割合が12%でしたが、昨年度は37%と3倍以上に増えていて、老老介護が進んでいることが分かりました。 認知症の人の家族構成は、30年前は59%に上っていた「3世代や4世代同居」と「親と子ども夫婦」の割合が、昨年度は13%に減った一方、「単身」や「夫婦」、「親と子」の割合が合わせて36%から86%に増えました。 また、介護している人と認知症の患者の関係では、30年前は最も多かった息子の妻の割合が43%から7%に