◇大相撲春場所千秋楽(2015年3月22日 大阪・ボディメーカーコロシアム) 漫画家で元日本相撲協会外部委員のやくみつる氏(56)は、舌禍騒動を起こした白鵬の優勝について「とても祝福ムードで見る気にはなれない。まことに不幸な優勝です」と厳しい見方を示した。 【写真】15日にはトークショーでデーモン閣下(左)と語り合ったやくみつる氏 かつて「巡業休場中のサッカー事件」などを起こした問題児の朝青龍に対し、白鵬は優等生とみられてきた。だが、負けた相手にダメ押ししたり、懸賞金を片手で受け取るといった土俵上の態度の悪化もあり、「朝青龍と同じ轍(てつ)を踏むのなら、日本人のファンもへそを曲げてしまう」と警告した。 現在、白鵬は支度部屋でメディアに対して背中を向けて無言を貫いている。「記者も自分の背中に質問を書いて、白鵬の前に立つくらいした方がいい」。それほど子供じみた行動に映るようだ。