映画のデジタル化が急速に進むなか、上映中の映画の画面が突然、動かなくなるなどのトラブルが起きていることが分かりました。 回復しない場合はその回の上映が中止になることもあり、映画の撮影カメラマンからは改善を求める声が上がっています。 映画のデジタル撮影はフィルムと比べて撮影コストが安く色が鮮明なうえ、加工もしやすいため、今では多くの映画で取り入れられ、これに伴って上映する映画館の側もほとんどがデジタル対応に切り替わっています。 しかし、映画の撮影カメラマンなどによりますと、上映中に画面に一瞬白い線が入ったり、突然、画面が動かなくなったりするトラブルが、去年1年間で少なくとも50件起きているということです。 フィルム上映の場合、トラブルが起きれば映写技師がその場で調整できましたが、デジタルの場合、画面が止まると強制的に電源を落とさないと回復しないケースもあり、その回の上映が中止になることもある