場所後恒例の横綱審議委員会(横審)が都内のホテルで8人(定員11人)の委員が出席して行われ、大鵬に並ぶ優勝32回を達成した白鵬の“品格問題”が話題に上がった。 【写真】懸賞金を掲げる白鵬 横審の内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は偉業については「断トツの強さを見せた。見事なもので、まだまだ記録を伸ばしていく」と評価した上で、白鵬が今場所中も見せた取組直後の“ダメ押し”や懸賞金の荒い取り方について「横審のメンバーから態度が悪いと批判の声が出た」と明かした。 そして「協会や親方から(注意する)という話ではなく、本人の品性の問題」と今後の動向を見守る意向を示した。4年前に白鵬が63連勝を達成した際に横審は特別表彰を行ったが、今回は「意見は出ませんでした。あまりにも他と差がありすぎるからね」と見送る方針だ。