ベビーカーの広告で「バツグンの通気性でシートがムレない」などと表示しながら、通気性はゼロだったとして、消費者庁は26日、ベビーカー販売大手「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」(大阪)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。 問題の商品は「エアリア」(定価4万2000円)。 同庁によると、同社は今年3~10月、エアリアを紹介するパンフレットなどでシートの通気性を「自社従来品に比べて約11倍」などと表示したが、調査の結果、通気性は全くなかった。シート内部のクッション材に介護用マットなどに使用される通気性に優れた特殊素材を採用したが、肌触りのためにポリエステル製のカバーで覆ったところ、通気性がなくなったという。