群馬県は10日、職務時間中に、行政事務用に貸与したパソコンを使って自宅から持ち込んだアダルト動画のファイル名などを編集する操作を長期間にわたって行い、職務専念義務に違反したとして、会計局の補佐兼係長の50代男性を同日付で停職15日の懲戒処分にした、と発表した。 県人事課によると、男性は昨年4月末から12月10日にかけて、前橋市の県庁内で勤務中、USBメモリーなどにダウンロードした動画ファイルのファイル名を編集したり、再生時間や映像の解析度などの情報を書き込んだりしていた。パソコンの操作履歴から、1日当たり30分程度、こうしたファイル整理の作業をしていたことが判明したという。 人事課によると、一連の操作でコンピューターウイルスに感染したことなどはなく、県庁のネットワークへの影響は出ていないという。