北海道発のローカルバラエティー番組、しかもレギュラー放送終了から10年も経つのに、いまなお番組関連グッズやDVDが売れに売れ、全国区の支持を得ている『水曜どうでしょう』。 人気の秘密は、国内外問わず旅の途中で行われる様々な企画の面白さもさることながら、番組ディレクター陣が出演者の鈴井貴之・大泉洋というタレントを相手に、ときには腹を割って繰り広げる男同士の「友情」や「人間模様」が垣間見られることにある。 職場でもプライベートでも対人関係が希薄になりつつあるいま――。『水どう』の生みの親である“藤やん”こと藤村忠寿氏(現・北海道テレビ放送エグゼクティブディレクター)が、人付き合いの極意を伝授する。 * * * 仕事で人に会うとき、たとえば相手方が4人いて、そのうちの2人とは顔見知りなんだけど、あとの2人は初対面ということがあります。その場合、顔見知りの人が「あ、ご紹介します。うちの新人で……