2014-05-14 翻訳出版の耐えられない遅さ 資本主義社会の格差は今後ますます急速に拡大することを詳細に分析した、フランス人経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本論』(Capital in the Twenty-First Century)が欧米で大きな話題を呼んでいる。 あまりの注目ぶりに、著者は欧米のメディアでは "rock star" economist と呼ばれているほどだ。 この本の原著はフランス語で、2013年8月刊。 Le capital au XXIe siècle - Thomas Piketty - Amazon.fr - Livres 7ヶ月後、英訳が2014年3月に刊行されると評判が野火のように広がり始め、その後、資本主義や格差問題を語る上で欠かせない文献になっているのは周知の通り。 Capital in the Twenty-First Century さて