NTT(持ち株会社)は5月13日、東西地域会社が光回線のサービス卸事業を開始すると発表した。携帯電話のMVNOと同様、通信設備を持たない事業者がネットワークを借り「FVNO」(仮想固定通信事業者)として自社ブランドでサービス展開することが可能になる。 光回線の本格的なサービス卸は世界初という。NTTによると現行法の枠内で提供は可能で、NTTドコモがFVNOとして固定ネットワークを借り、携帯とセットにしたセット割を展開することもできるという。 関連記事 NTT VS.ソフトバンク+KDDI 光回線の貸出問題などで対立 情報通信審議会 総務省の情報通信審議会で、NTTとNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各代表が意見。規制緩和をめぐり、NTTグループと、それに強く反対するKDDIとソフトバンクの対立構造が鮮明になった。 NTT「セット割」解禁の動きに「独占回帰」とクギ KDDI・ソフトバンク