川崎市は27日、2006年4月に施行した市路上喫煙防止条例の罰則を初めて適用し、2000円の過料を徴収したと発表した。 市地域安全推進課によると、同日午前11時40分頃、JR川崎駅西口バスターミナルの路上喫煙防止重点区域で喫煙していた横浜市中区の男性に指導員が注意。男性はたばこを吸い続け、指導員が「2000円の過料になる」と告げたところ、「じゃ払うよ」と言って、払ったという。 同課は「基本は注意・指導で過料徴収が目的ではないが、まちづくりのルールは曲げられない」としている。市は各区1か所、主要駅周辺を重点区域に指定している。