日本の平成24年のエネルギー自給率が6・0%と東日本大震災前(22年)の3分の1未満に落ち込んだことが18日、経済産業省の集計で分かった。東京電力福島第1原発事故後、「準国産エネルギー」と位置づける原子力の利用が年々減少しているためだ。経産省は6月に閣議決定する25年度の「エネルギー白書」に盛り込む。 エネルギー自給率は、石油や天然ガスなど電力や都市ガスなどに使われる原料・燃料のうち、自国内で確保できる比率。原子力を含む1次エネルギーの自給率は、震災前の22年に19・9%あったが、原発事故のあった23年には11・2%、24年は6・0%と年々大きく減っている。 昨年9月には、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が停止し、国内の稼働原発はゼロとなったため、25年のエネルギー自給率は6%をさらに下回るとみられる。 経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進34カ国のエネルギー自給率を比べると、日