政府は12日、愛知・三重県沖の海底にある「メタンハイドレート」からガスの取り出しに成功したと発表した。天然ガス成分を多く含み「燃える氷」とも呼ばれるメタンハイドレートを海底で分解してガスを産出したのは世界で初めて。水深約1000メートルの海底から約300メートル掘り進めたところに分布するメタンハイドレートを減圧して水とガスに分解し回収した。経済産業省によると、減圧開始から約4時間後の午前9時半
メタンハイドレートの海洋産出試験の地点 「燃える氷」と呼ばれ、次世代の国産燃料と期待される「メタンハイドレート」からガスを取り出す作業が12日朝、愛知県の渥美半島沖の海底で始まった。海底のメタンハイドレート層からガスを取り出すことに成功すれば、世界で初めて。順調にいけば12日中にも回収したガスを燃やして出る炎が確認される。 経済産業省が委託した独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、渥美半島から約80キロ、志摩半島から50キロの海域で作業を進めている。昨年2月、水深約1千メートルの海底をさらに330メートル掘り進めた地層にあるシャーベット状のメタンハイドレート層まで、井戸を掘ってパイプを差し込む事前採掘を終えた。 12日午前6時前からは、ポンプで水をくみ上げて地層の圧力を下げる作業が始まった。圧力が下がると、メタンハイドレートは水とメタンガスに分解される。それ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く