パキスタン北西部のペシャワルで16日、軍系列の学校を武装集団が襲撃して銃を乱射し、子供たちなど少なくとも126人が殺害された。イスラム過激派の反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」は犯行声明を出した。イスラム過激派が、大勢の子供を狙ったことに現地では衝撃が広がっている。 地元テレビなどによると、126人の犠牲者のほとんどは生徒たちだという。負傷者も120人以上に上るという。 襲われたのは、陸軍が運営する学校の一つで、小学生から高校までの男女共学で、約1700人が通学。同国内で社会的地位が高い軍士官への登竜門として人気があり、軍関係者のほか一般家庭の子どもたちも多い。