アルバイトからのパワハラで休職中の男性。「仕事に戻ったら、また怒鳴られるのかな」パワハラの加害者・被害者の関係 【牧内昇平】パワハラと言えば、上司から部下への被害が圧倒的に多い。厚生労働省が2012年度に行ったアンケート(複数回答)では、パワハラの加害者と被害者との関係は「上司から部下へ」が77・7%を占める。だが、少ないとはいえ「部下から上司へ」という例が1・3%、「正社員以外から正社員へ」も1・8%あった。 「おい、服脱いで踊れ」そして自ら命を絶った… 厚労省の担当者は、「現在の職場での経験年数など、何らかの優位性を背景にした行為であればパワハラと認められる」と話す。 ■「さらし者のよう、情けなかった」 関東地方の配送業社に勤めている30代男性は、自分の指示で働くべき部下のアルバイトたちからのパワハラに苦しんだという。 「社員のくせに使えねえな。この野郎」「お前なんか辞めちまえ