今月末からのゴールデンウイーク(GW)の行き先に、県内を選ぶ旅行客が急増している。大手宿泊予約サイトでは、都道府県別で予約人数の伸びが前年度比1位に。「阿波踊りしか特徴がない」と言われ続けた徳島。宿泊者数が全国最下位という汚名を返上する日も近いのか――。 予約サイト「楽天トラベル」を運営する楽天(東京都品川区)によると、県内の宿泊施設の26日~5月6日の予約人数は、3月末時点で前年度比45・4%増。伸び率は2位の島根県(21・3%)を大きく引き離し、47都道府県でトップに立った。昨年の24位から23位アップ。四国から10位以内に入ったのも徳島だけだ。 20代の旅行者が157・3%増えているのも特徴で、「お遍路のカラフルな衣装や、体験ツアーなどの取り組みに興味をもつ若者が多い」と担当者は話す。