19日早朝、札幌市大通公園の公衆トイレ内で「男性がぐったりしている」との119番通報があった。救急が駆けつけたが、男性はすでに心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は冷えた便座に腰を下ろしたことによるショック死とみられる。 札幌市警によると、亡くなったのは市内に住む41歳の男性。発見当時、男性は洋式便器の便座に崩れかかるようにして座っていた。死因は心不全で、温まっていると思い込んで冷えた便座に腰を下ろしたことが直接の原因とみられる。 近年温熱式便座を備えた公衆トイレは全国的に広く普及しており、特に寒冷地である札幌では、凍った便座に尻が張りついて立てなくなる事故が相次いだことから、温熱式便座の普及率はほぼ100%に達していた。 今回事故が起きた公衆トイレも温熱式便座を備えていたが、電源プラグが抜かれており、便座が温まっていなかった。市警では、何者かが故意に電源を抜いたテロの可能