ギリシャ・アテネ(Athens)中心部にある女神アテナ(Athina)の像(左)とギリシャ国旗(2012年6月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/LOUISA GOULIAMAKI 【6月8日 AFP】ギリシャの実業家が、雇っていたメイドに現金100万ユーロ(約1億円)を盗まれたと警察に届け出たところ、逆に脱税の疑いを掛けられてしまった。 アテネ通信(ANA)が6日に伝えたところによると、この実業家はアテネ(Athens)郊外の別荘の金庫から現金が盗まれたと通報した。ところが通報を受けた警察当局は、この現金が正しく申告されているかどうかの調査を課税査察当局SDOEに依頼したという。 実業家は警察の取り調べに対し、問題の現金は不動産を売却して最近得たもので、すぐに再投資するつもりだったと説明。経済危機の渦中にある銀行に預けるよりも、自分で金庫に保管したほうが安全だと思ったと話しているという。