コンビニ強盗を防ぐため、京都府内で深夜のコンビニ駐車場をタクシーの休憩所として開放する取り組みが効果を上げている。昨年9月の開始から1年間に発生した府内のコンビニ強盗は13件で、前年の同時期より48%減少した。府警は「強盗犯が運転手を気にして犯行を諦めた可能性が高い」と手応えを語る。 取り組みは「ミッドナイト・ディフェンダー作戦」と題し、コンビニは府内の半数となる約500店、タクシーは9割を超える約8400台が参加している。 店舗に掲示された「警戒強化中」などのチラシが目印で、店員が少なく犯人に狙われやすい午後10時〜午前7時を休憩所として開放している。 府警によると、昨年9月以降、同作戦の参加店舗を狙った強盗事件の発生は4件(前年18件)に減り、特に午前3〜5時の時間帯で発生が減少した。一方、不参加の店舗は被害が9件(同7件)に増えたという。 京都市西京区でコンビニを経営する大内