愛知県教育委員会は17日、県立岩倉総合高校の星川智之校長(52)が10年以上前、教え子だった17歳の女子生徒にわいせつ行為をしたとして同日付で懲戒免職処分にし、発表した。 県教委によると、星川校長は04年3月以前、理科を教えていた3年生の女子生徒が卒業するまでの間、校内でキスをし、胸を触り、自宅で性行為をするなどのわいせつ行為を約10回行った。被害者の特定を避けるため、具体的な時期は明らかにしていない。 県教委に対し、今年4月と7月に匿名の電話が寄せられ発覚。星川校長は4月には否定したが7月には認め、「大変なことをした。好意を持っていた」と話した。当時の女子生徒は「先生として尊敬していたが、嫌だった。ずっと悩んでいた」と話しているという。 星川校長は04年4月から6年間、教職員の人事や処分を所管する県教委教職員課に務め、別の県立高校の校長を経て現職となった。