バブル期に株式相場を動かした仕手集団の元代表らのグループが、運営するインターネットの株式サイトに、特定の企業の株価をつり上げるために書き込みを行っていたとして、証券取引等監視委員会は、金融商品取引法に違反する風説の流布の疑いで、11日、関係先に強制調査に入りました。 関係者によりますと、このグループは、バブル期に多額の資金を使って株式相場を動かした仕手集団の元代表として知られる70代の男性を代表にして、会員を募集する一方、運営するサイトで会員や一般の投資家に向けて株の情報を発信していました。 このうち、4年前から3年前にかけては、当時、大証1部に上場していた化学メーカーについて、過去に行った仕手戦を例に挙げて、「同じような大相場になる可能性がある」などと書き込んでいました。 このメーカーについて、最初の書き込みがあった翌日には株価がストップ高になったということです。 証券取引等監視委員会は