千葉西署は9日までに、父に灯油を浴びせて火を付け殺害しようとしたとして殺人未遂と現住建造物等放火未遂の疑いで千葉市美浜区、無職の長男(32)を、長男を金づちで殴り殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで同居する自称調理師の父(64)を逮捕した。 長男の逮捕容疑は8日午後1時10分ごろ、自宅で石油ストーブの灯油を父に浴びせて部屋にもまき、火を付け殺害しようとした疑い。父の逮捕容疑は長男の後頭部を金づちで複数回殴り殺害しようとした疑い。長男は全治約1週間の軽傷。父にけがはない。 同署によると、親子げんかが高じて長男が灯油をまき、激高した父が制止するため殴った。2人はいずれも容疑を認め、それぞれ「殺そうと思った」などと供述している。帰省していた長女(27)が110番通報した。