「数学なんて何の役に立つんだよ!」 学校で習ってた頃はそう思ったものだが、いざ大人になると意外に役に立ってしまうものである。 確率、関数、微分積分…。どれも毎日使うものではないけど、日常のふとした場面で登場してくる。 ここぞという選択の時にどっちが有利かを考えるときは確率の知識が役立つし、仕事で来期の目標の数字を決めるのは関数だ。 趣味で電子工作の本を読んでいるとすぐ微積分が登場する(これはよくわからないので毎回読み飛ばす)。 数学、けっこう役に立っているぞ。ただ、ひとつだけその役割を実感できていないものがある。 それが中学で習った「図形」だ。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著