女性部下2人を「愛人1号」「愛人2号」と呼び、体に触れるなどのセクハラを繰り返したとして、秋田県教委は26日、秋田市内の教育機関に勤める50代の男性職員を停職1年の懲戒処分にした。職員は10年前に女子生徒へのセクハラで処分されていた。 記者会見した島崎正実教育次長によると、職員は1月下旬から2月下旬にかけて、いずれも30代の女性非常勤職員2人に「愛人1号」「愛人2号」と呼びかけたり、手を握る、肩をもむ、ほおや二の腕をつつくなどの身体的接触を日常的に行っていた。 職員は教員出身で、南秋田郡内の中学校に勤務していた平成13年に監督をしていたバレー部の女子生徒にキスするよう求めたなどとして、17年に停職3カ月の懲戒処分を受け、学校現場から外されていた。 職員は今回のセクハラについて「許容範囲だと思っていた」とし、2度目の処分となったことについて「復帰させてもらったのに申し訳ない」と話してい