ADHDとは、注意欠陥や多動性、衝動性を特徴とする発達障害である。昔はこの障害は子供特有のもので、大人になれば自然と治るとされてきたが、近年では大人になっても半数以上はこの特徴が残ったままであり、大人のADHDの有病率は2~5%にのぼるそうだ。 ADHDの原因としては、遺伝的な要因(遺伝率は80%)と神経生理学的な要因が指摘されているが、実際に生活にどのような支障をきたすのだろう?。 海外サイトにて3歳頃からADHDと診断されたアメリカ人女性、キャロライン・ネルソンさんが、自らの経験とADHDとの付き合い方について語った記事があったので見てみることにしよう。 以下はキャロライン・ネルソンさんが書いた記事を抄訳したものだ。 この画像を大きなサイズで見る わたしは3歳頃からADHD(注意欠陥・多動症)と診断され、もてあました両親に薬物治療を受けさせられた。 しかし、薬は効かず、クラスで落ち着き