覚えているだろうか。2010年7月、東京は小石川植物園で2日間だけ咲いた世界最大の臭い花、ショクダイオオコンニャクを。その物珍しさでやってきた入園者はなんと開花中の2日で1万6千人を越え、上空にはヘリコプターが飛んでいたという。 人をも食らいそうなインパクト、また多くのメディアで取り上げられたこともあり、記憶に残っている人も多いことだろう。しかし、今はどんな姿なんだろう。気になる。 気になったゆえ小石川植物園に行って見てきた、そんな話。
覚えているだろうか。2010年7月、東京は小石川植物園で2日間だけ咲いた世界最大の臭い花、ショクダイオオコンニャクを。その物珍しさでやってきた入園者はなんと開花中の2日で1万6千人を越え、上空にはヘリコプターが飛んでいたという。 人をも食らいそうなインパクト、また多くのメディアで取り上げられたこともあり、記憶に残っている人も多いことだろう。しかし、今はどんな姿なんだろう。気になる。 気になったゆえ小石川植物園に行って見てきた、そんな話。
10歳くらいの頃だったと思う。親に買ってもらったばかりの野草図鑑を眺めていると、妙な植物の写真を見つけた。形はそこまでヘンテコではないものの、葉っぱも茎も真っ白なその姿は、緑あふれる図鑑の中で浮きまくっていた。それが件の植物、「ギンリョウソウ」との出会いである。 写真の中のギンリョウソウはとても不思議で綺麗で、僕の心をわしづかみにした。この目で見てみたいと思った。しかしなかなか出会えないまま大人になってしまった。
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