前方をカメラやレーダーで監視、障害物を検知して自動的にブレーキをかけ衝突を回避したり、被害を軽減させたりする「プリクラッシュブレーキシステム」(自動ブレーキ)を搭載するクルマが続々と登場している。 「ぶつからないクルマ」がキャッチフレーズの、富士重工業(SUBARU)の「EyeSight (ver.2)」などで、「安全性能」への関心の高まりとともに認知度が上昇している。 国土交通省は2010年まで「自動停止」を認めていなかった 国土交通省は、ドライバーが「どうせ自動で止まる」と過信することで事故の被害が悪化することを恐れ、2010年までプリクラッシュブレーキシステムの「自動停止」を国産車に認めていなかった。 それをドライバーに過信を与えない範囲に限って、衝突回避システムを実用化。当初の衝突回避を支援するシステムから、現在は自動停止するシステムが主流になっている。 SUBARUの「EyeSi