2020年夏季五輪の招致で国際オリンピック委員会(IOC)の1次選考を通過したものの、IOCの世論調査で都民の支持率が低迷したことについて、石原知事は25日の記者会見で、「東京も薄っぺらくて薄情な街になってしまった」とぼやいた。 IOCの調査では、東京の支持率は47%どまり。石原知事は「いま日本人が何に胸がときめくかと言えば、ちまちました『我欲』の充実。痩せた民族になってしまった」と作家らしく分析し、「低ければ、それを上げる努力をするだけのこと」と、来年9月の最終選考に向けて世論を喚起していく考えを明らかにした。