子供の頃、行儀良く品よくしなさいと親から言われて来たため、行儀よく品よくするように心がけていた。 たとえば、汚い言葉を使わないとか、椅子に座るときには足を閉じるとか、食卓には肘をつかないとか、そういうことだ。 そうやって育つと、自然と行儀悪く品無く振舞う事を恥じるようになり、そのような自分がそのような行動をする事に対する精神的なハードルが高くなる。 ところで、私は小さい頃からお世辞にも顔立ちが整った子供ではなかった。 親は私が行儀良く品良く振舞う事を良しとするのだが、子供はそれを良しとしないのだ。 例えば、同級生や兄弟だ。 行儀良く品良く振舞うのは顔の可愛い女の子の特権であり、私のようなブスがそのようにすると澄ましている・いけ好かないと思われる。 お前、ブスのくせになんで笑い取りに来ないの?なんでピエロ役をしないの? 自分のブス顔自覚して、ちゃんと役割に相応しい行動しろよ、と。 一つ人前で