世界初、光合成する「人工の葉」の開発に成功…人類の宇宙進出に期待 無重力では地上の植物はうまく育たないため、長期の宇宙ミッションでは効率的な酸素供給が課題の1つとなっています。 世界初となる、光合成する人工バイオリーフがロンドンで開発され、今後の宇宙進出に期待が持たれています。 1. 開発したのはロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学の卒業生であるジュリアン・メルキオッリ氏。 2. ベースとなるのは、シルクの原材料である生糸(蚕の繭)。 3. 生糸から抽出したタンパク質には分子を安定させる驚くべき性質があるといい、タフツ大学のシルク研究室と共同で開発されました。 4. このタンパク質の素材に植物から抽出した葉緑体を注入。 5. すると生糸のタンパク質の性質によって葉緑体が閉じ込められ、人工の葉として機能するとのことです。 6. 光を当てると植物と同様に、水と二酸化炭素から酸素が生成されます。