秋がたになると台風のニュースが頻繁に話題になり「明日日本列島縦断だ」などというキャッチコピーとともに気象庁は警戒を煽ります。しかしふたを開けてみれば台風の進路がそれてほっと一息とともに「あの騒ぎは何だったのか」という疑問に陥ります。実はこれには「台風予報」に対しての大きな誤解がある場合があり、例えばこちらの予報円は日本直撃コースのようにも見えますが実は必ずしもそうではないのです。 ―台風の予報円の勘違い こちらは現在の台風第15号 (コンレイ)についての予報円です。あたかも巨大な台風が日本直撃コースのように見えますがそれは誤りです。予報円とは「台風この円の中のどこか」という予測になるのでこの点線の中に台風があるかもしれませんという「予測」でしかないのです。つまり地域によっては点線の中に入っていてもその日は「快晴」ということもありえます。 言ってしまえば予報円とは「台風だいたいこの辺じゃね?