イタリアのパレルモにあるカプチン・フランシスコ修道会地下納骨堂内のロザリア礼拝堂に安置されている伝説の美少女ミイラ、ロザリア・ロンバルド。 この少女は1920年、肺炎によりわずか二歳で亡くなった。その後の保存状態が良かったため、眠っているようにしか見えず、「ガラスの棺に眠る美少女」とも言われている。 彼女の父親であり将軍だったマリオ・ロンバルドは、ロザリアちゃんが亡くなった事に深い悲しみを覚え、その当時、死体防腐処理や剥製師として一流と名が知れ渡っていたアルフレッド・サラフィアに「少女を永遠に残してほしい」と依頼した。 彼女は8000人のミイラを安置しているパレルモのカプチン・フランシスコ修道会で最後に保存されたミイラの一つになった。 サラフィアの施した技術は素晴らしく、現在も彼女は生きているかのような姿で安置されており、毎年数多くの観光客が彼女の姿を見に来るのだ。 カプチン・フランシスコ