『お金が貯まる人が捨てた37のこと』(田口智隆著、フォレスト出版)の著者が言いたいことをまとめると、上記のようになります。そして、なぜそこまで断言できるかといえば、著者自身が「捨てる」ことによってお金の苦しみから解放された経験を持っているから。28歳のとき500万円の借金を抱え、自己破産寸前の状態に陥っていたものの、「お金が貯まらない習慣」を一気に取りのぞく(捨てる)ことによって苦難を乗り越えたというのです。 しかし、「捨てる」のはなかなか難しいもの。捨てるために、どのような心構えが必要なのでしょうか? 第1章「お金の管理術」から、いくつかを引き出してみます。 1.「口座は1つだけ」を捨てる 銀行の口座は大別すると「普通預金」と「定期預金」の2つに分けられますが、いまはその両方をひとつの口座で管理できる「総合口座」という便利な口座があります。ところが、便利なはずの総合口座にしたために、お金