海面上昇で浸食されるマーシャル諸島マジュロ環礁(Majuro Atoll)の海岸沿いの墓地(2008年12月撮影、資料写真)。(c)AFP/GIFF JOHNSON 【6月9日 AFP】(一部更新)気候変動に伴う海面上昇による海岸浸食が問題となっている太平洋の島国マーシャル諸島で、海岸沿いの小さな墓地が海水に浸食され、第2次世界大戦中の旧日本軍兵士のものとみられる約20体分の遺骨がむき出しになっている。日本とマーシャル諸島の政府高官が9日、明らかにした。 日本政府高官によると、マーシャル諸島政府からエニブール(Enniburr)島の海岸で約20人分の人骨が見つかったと連絡があった。遺骨は日本人兵士のものと思われ、海岸沿いの墓地が波に浸食されたため土中から出現したという。 この高官は、日本から調査団を派遣することになるだろうが、エニブール島は米軍管轄下にあるため具体的な計画はまだできていない