JR東日本は12月12日、来年4月の消費税率8%への引き上げに伴う運賃改定の方針を発表した。JR各社の中でJR東日本のみ、ICカード利用時に1円単位運賃を導入する。 改定は4月1日付けで、原則として全運賃・料金を改定。普通運賃の場合、切符(磁気定期券、IC定期券含む)では四捨五入による10円単位(一部区間は切り上げ)とするが、ICカードでは「引き上げ相当分をより正確に転嫁するため」として1円単位運賃を導入する。 具体的には、山手線・電車特定区間(東京周辺)の初乗り運賃は現行130円がICカード利用時に133円、切符では140円に。幹線・地方交通線は初乗り現行140円をICカード利用時に144円、切符利用時に140円とする。 電車特定区間ではICカード利用時が切符より安くなる一方、幹線・地方交通線では切符利用時のほうが安くなる区間がある。このため、運賃表で切符運賃に対応するICカード運賃を対