インターネットを通じ、働き手と依頼主をプロジェクトごとにマッチングさせ、成果物を上げる「クラウドソーシング」。その仕組みは、意外なところでも活用されていました。点字図書館です。 全国の点字図書館では、日本点字図書館が提供しているサービス「サピエ図書館」を通じて点字図書や音声図書、電子図書をダウンロードできます。これまで新刊書が配布されるまでには何カ月もの時間がかかっていました。それを救ったのがクラウドソーシング。国内外のイノベーション事例を伝えるウェブメディア「Mugendai(無限大)」は、クラウドソーシングによって、新刊書が全国の点字図書館へ配布されるスピードが増したと紹介しています。 そこで日本IBMは、社会貢献活動の一環として、読書困難者向け電子書籍化プロジェクトを支援しています。具体的には、日本IBM東京基礎研究所で開発を行っている書籍電子化支援システムを、日本点字図書館に提供。