人口減少に悩む鳥取市がイベント会社と共同で運営する「婚活サポートセンター」が、婚活パーティーの企画で「男性は公務員に限る」としたところ、「職業差別」などと批判が寄せられた。鳥取市は5日、パーティーの中止を決めた。 婚活パーティーは市内の飲食店で13日に予定されていた。鳥取市によると、昨年11月にセンターを開設して以来、3回の公募イベントを開いてきた。女性は毎回定員割れだったため、安定した職業を求める参加者の声を踏まえたという。 今回は男女各20人の募集に79人の女性が応募したが、税金が使われることに疑問を投げかける報道が5日にあり、電話やメールで23件の批判が寄せられた。「公務員限定は職業差別」「税金での運営は問題」という声が多かったという。 鳥取市は今年度のセンター運営費の9割以上にあたる500万円を負担している。担当者は中止の理由について「参加者が不安に思うことが想定されるため」と説明