富士重工業は主力乗用車「レガシィ」のうち、ワゴン車の「ツーリングワゴン」を2014年内に廃止する。 1989年の登場以来、アウトドア向けの「RVブーム」を先導してきたが、最近はワゴン車の人気低迷などで販売が落ち込んでいた。 セダン「B4」と、車高の高いスポーツ用多目的車(SUV)「アウトバック」は存続させる。富士重工は14年内に、レガシィより一回り小さい新型ワゴン車「レヴォーグ」を発売し、新たな需要を掘り起こす考えだ。 レガシィは、独自の水平対向エンジンと四輪駆動を採用し、96年度には国内販売が年9万台を超えたが、2012年度は2万4207台に落ち込んでいる。