北海道帯広市が主催するばんえい競馬の2013年度決算がまとまり、約9900万円の黒字となったことが31日、同市への取材で分かった。 黒字額は、帯広市の単独開催が始まった07年度以降で最高という。 帯広市ばんえい振興室によると、運営経費の削減や、ばんえい競馬が登場する人気漫画「銀の匙(さじ)」による集客などで大きく黒字となった。13年度の馬券売り上げは、ナイター開催の日数増などで前年度比11%増の約116億6000万円だった。同市は当初、13年度決算の黒字幅を7000万〜9000万円と試算していたが、民間企業に委託している業務委託費が予想以上に圧縮できたことから9000万円を超えた。