チリのフンボルトペンギンに絶滅のおそれ、調査報告チリ・サンティアゴ国立動物園（Santiago National Zoo）で飼育されているフンボルトペンギン（Humboldt penguin、2013年4月3日撮影、資料写真）。(c)AFP/MARTIN BERNETTI 【4月29日 AFP】南米チリ中部に位置するある「小島」の海岸沿いでは、日なたぼっこをする数十羽のフンボルトペンギンが見られるが、かつてこの場所には数千羽のフンボルトペンギンが子どもを育てるために集まってきていた──。 チリの首都サンティアゴ（Santiago）から西に約120キロのアルガロボ（Algarrobo）沖に位置するパハロニーニョ（Pajaro Nino）島。かつてこの島には、巣作り時期に約2000羽のフンボルトペンギンが集まってきた。ただ現在ではその数は約500羽程度にまで減少している。 チリにはさまざまな種類のペンギンが生息しているが、胸の黒い帯模様が特
