オランダ北部ロイネン(Ruinen)近郊の牧草地に放牧されるヒツジたち(2012年10月7日撮影)。(c)AFP/ ILVY NJIOKIKTJIEN 【10月8日 AFP】オランダ各地の牧羊場で最近、ヒツジが群れごと盗まれる前代未聞の事件が相次ぎ、警察が「羊肉マフィア」の行方を追っている。 地元警察当局によると、ヘルダーランド(Gelderland)州南部ではこの数週間で数百匹のヒツジが「消えた」。直近の事件では、ドイツとの国境に近いナイメーヘン(Nijmegen)の牧草地から雌ヒツジ41匹がいなくなった。 オランダ農業園芸組織連合会(LTO)のニコ・フェルトイン(Nico Verduin)氏によれば、ヒツジの盗難は同国東部、南部、中部で多発しており、4月以降、既に500匹以上の行方が分からなくなっているという。盗まれたヒツジたちは密輸出されたか、食肉用に違法解体されて国内各地の精肉店に