男なら一度は羨んだことがあるだろうAV男優というお仕事。しかし、当然ながら一般男性の多くは「自分にはできない」と抵抗感を持つ。実は男性の方が女性以上に精神的にデリケートだったりして、スタッフに囲まれた状況で性行為をすることが難しいだろうし、テクニックや持続力などの課題もある。そしてやはり大きいのは、それを職業にしたときの社会的立場やプライドの問題だろう。結婚して家族とマイホームで暮らすといった一般的な夢を手放すくらいの開き直りがないと、とても飛び込めない世界だ。 加藤鷹や日比野達郎などAV創世記から活躍する男優から、沢井亮やしみけんなど新世代の男優まで総勢19名のAV男優に取材した『「AV男優」という職業 セックス・サイボーグたちの真実』(水野スミレ/角川書店)によれば、AVの月間販売タイトルは4500本(審査団体を通したものだけの推定本数)で、それに出演する現役AV女優はおよそ1万人だと
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