プロ野球の移動距離を短くする計算例 【藤島真人】1カ月以上かかるプロ野球の日程づくりが、あっという間にできるソフトウエアを数学者が開発した。日程を工夫するだけで、球団の移動距離を2割以上減らすこともできるという。シーズン開幕を控え、彼らの計算式と現実とのギャップはいかに。 開発したのは、国立情報学研究所の河原林健一教授と星野リチャード・前外来研究員。2人は効率の良い鉄道網や電気回路の設計などにも応用できる「グラフ理論」と呼ばれる分野の研究者だ。 ソフト開発は、3年前の3月、カナダからリチャードさんが来日し、たまたま千葉ロッテの本拠地の近くに住んだことがきっかけ。鉄道網のような「グラフ」を球団の移動に置き換え、最適な日程をはじき出せないかを考えた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタ