「低い声の人の方が権威のある人だと認識されやすい」と聞いて驚く人はさほどいないかと思います。社会心理学および人格心理学の新しい研究によると、低い声のトーンを用いて会話すると、話している本人の自己認識も変化して、自分をよりパワフルに思えるようになるそうです。 Photo by The U.S. Army. この実験には81名の生徒が参加し、「高い声でテキストを読むグループ」と「低い声でテキストを読むグループ」にわけられました。すると、低い声でテキストを読んだグループの方が、自分や周囲の人たちをよりパワフルな存在だと認識していることがわかったとか。 ある実験では、「パワフルな人はより抽象的な考え方を持つ」という仮説の実験用の記憶力テストも行なわれたのですが、低い声で話すことにより、自分がパワフルであるフリをしていただけでも、思考回路に影響を及ぼすことが明らかになりました。 研究者によると、これ
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