2012年6月のエントリの続きです。前回は同期レプリケーションによるネットワーク遅延のある環境において、MySQLの性能がどの程度低下するのかということを確認しました。その中でも特にsync_binlogが1に設定されている場合、性能が大きく低下するということが分かりました。参考としてAmazon RDSのマルチAZデプロイメントにおいては、性能と信頼性のトレードオフを考慮した結果、sync_binlogがデフォルトで0に設定されているということを調査しました。 タイトルでネタバレしていますが、MySQLの次期バージョン、MySQL 5.6でこのsync_binlog=1の性能が大きく改善します。前回と同じ負荷テストをMySQL 5.5.25からMySQL 5.6.6-labsに差し替えて行った結果を、以下に示します。 前回のMySQL 5.5.25と異なり、sync_binlog=1にお
![MySQL 5.6におけるsync_binlog=1の改善について&勉強会のお知らせ - SH2の日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f0677ab7f126ca437e6012a74b2f7e85540ff3a4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsh2%2F20120630%2F20120630214348.png)