印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力頭に布袋をかぶせられ、おとなしくなったダチョウ=13日昼、福島県浪江町、富沢俊明さん提供捕獲班をひとにらみする逃走中のダチョウ=13日昼、福島県浪江町、富沢俊明さん提供 東京電力福島第一原発事故の警戒区域内で、「ダチョウ捕獲作戦」が展開されている。震災後、福島県大熊町のダチョウ園から10羽ほど逃げて野生化し、一時帰宅した人から「家の前に立っていて怖い」と苦情が出るなどしたためだ。 ダチョウ園に農林水産省などが協力して行っている。今月12、13両日に実施した作戦では4羽を捕獲。これで昨年末から合わせて6羽が「お縄」になった。 ダチョウ園社長の富沢俊明さん(73)によると、この間の作戦はこうだった。 浪江町の浪江中学校グラウンド前の道路に悠然とたたずむメスのダチョウに、捕獲チームが向き合った。「前に立つな。蹴られるぞ」「早く首を押さえろ」。メ