北海道産のホッケが深刻な不漁となっている影響で、釧路市の動物園が動物たちに餌として与えていたホッケを入手できない事態となり、代わりの餌の確保に頭を悩ませています。 釧路市動物園は、39年前の開園以来、地元、北海道産のホッケを、ゼニガタアザラシやペンギンなどに餌として与えてきました。 その量は年間におよそ32トンに上りますが、深刻な不漁のため、ことし10月下旬以降、動物園ではホッケを全く入手できなくなってしまったということです。 代わりに千葉県産のアジを餌として使っていますが、仕入れ値が2倍ほどするため、今年度、およそ314万円の餌代がよけいにかかることになり、釧路市は、急きょ、補正予算案に盛り込んで、定例の市議会に提案しました。 動物園は、アジよりも価格が比較的安い地元産のイワシやサバを使うことも検討しましたが、脂がのりすぎていて栄養が偏ることから、アジを使わざるをえなくなったということで