中国・天津(Tianjin)で、肥満解消エクササイズに参加する人々(2012年6月14日、資料写真)。(c)AFP/Mark RALSTON 【6月20日 AFP】もしも人類が米国並みのペースで太り続ければ、将来の地球では今よりも10億人分、食料需要が増えることになると英国の研究チームが警告している。 医学誌BMCパブリック・ヘルス(BMC Public Health)に18日に掲載された研究論文で、英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(London School of Hygiene and Tropical Medicine、LSHTM)の研究チームは、先進国の人々が太り続ければ、限りある地球の資源への大きな脅威となると警鐘を鳴らし、未開発・開発途上国での人口爆発を資源危機の原因とする考えは誤りだと指摘した。 論文によれば、全ての国で肥満度指数(BMI)の分布が米国並みとなれば、人間のバイ